レジンフラワーの保存方法について

今日は、レジンでコーティングした作品の保存方法についてお話しします。
 
まず、ドライフラワーを永久保存することは可能なのでしょうか?
残念ながら答えはNOです。
 
ドライフラワーが褪色する理由は主に3つです。
 
①湿気・酸化
乾燥させる過程で水分や酸素と触れるため酸化が起こります。酸化によって花の色素が変化し、褪色を起こします。また、多くの湿気はカビなどの原因にもなります。
 
 
②光
紫外線は特に色素に影響を与えやすく、褪色の原因になります。
 
 
③時間経過
自然の花から水分が抜けているため、時間の経過とともに花の色素が劣化します。
 
 
 
自然物でありますから、細胞の老化や組織の劣化によってお花の色は変わってゆくものなのですね。
 
 
それでも、少しでも長く楽しむためには、、と考えた結果がこちら。
レジンでコーティングすることにより、劣化スピードを遅らせることができるのです。
 
 
まず第一に、レジンはドライフラワーを酸素から保護する役割を果たします。レジンのコーティングにより、酸素が花材に直接触れることを防ぎ、酸素との反応が起こりにくくなります。
 
第二に、レジンはドライフラワーを湿度から保護します。ドライフラワーは乾燥しているため、湿度が高くなると水分を吸収しやすくなります。しかし、レジンは湿気を遮断し、ドライフラワーを湿度の変化から守ることができます。
 
最後に、レジンは花材を保護し、光の影響を軽減します。紫外線は花びらや葉の色素を劣化させる可能性がありますが、レジンの層がこの光を遮断し、花材を保護することができます。
 
これらの要素によって、レジンコーティングされたドライフラワーは、酸素、湿度、光の影響を最小限に抑え、色褪せを遅くすることができます。
 
その結果、ドライフラワーの美しさを長く保つことができるのです。
 
 
 
それらを踏まえると、おのずと保管場所も定まってきます。
 
劣化の原因は前述した通り、「湿気・酸化」「光」「時間経過」です。
空気に触れない、また時間の流れを止めることはできませんので、、、お客さまには納品時に保管時の直射日光と多湿はなるべく避けてください、とお伝えしています。
 
 
 
 
お読みくださりありがとうございました😊
 
 
 
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